遠方ほど手薄になる構造
点検が行き届かない拠点には共通点があります。遠いこと、担当者が少ないこと、そして訪問のたびに時間がかかること。この条件がそろうと、点検は少しずつ簡略になり、記録の粒度も落ちます。悪意ではなく、移動の負担が自然にそうさせます。項目を固定して契約に書いておくことが、この流れを止める唯一の方法です。
スキミング対策で確認する項目と頻度
前面の目視点検、すなわちカードリーダー、キーパッド、画面周囲、排出口の確認は最初の防壁であり、取引量の多い拠点では日常的な作業とすべきものです。これに設定の確認、アクセス権限の見直し、設置済み対策が現在も機能しているかの確認が加わります。頻度はさらされ方に応じて決めます。すべての拠点に同じ計画が必要なわけではありません。店舗から最も多くいただくご質問の一つが「どこでも同じ点検内容」です。
到着までの時間に何ができるか
移動に半日かかる拠点では、技師が着くまでの時間をどう扱うかが重要になります。機器を止めることは現地でできます。それ以上触らないことも決められます。この二つだけ徹底すれば、到着が遅れても被害は広がりません。逆に、現地で何とかしようとする善意が事態を複雑にすることがあります。